健康のために旬の食材をとろう(さくらんぼ)


季節感が薄れている現代ですが、健康のためには旬の食材をとることが大事です。そこで、今旬のかわいいさくらんぼについてまとめてみました。

~さくらんぼ~

宝石のような色と形から「赤い宝石箱」「初夏のルビー」ともいわれている果物、「桜桃」さくらんぼの旬は初夏5月~7月です。

簡単おすすめレシピ

【さくらんぼジャムの作り方】

●材料
さくらんぼ200g  砂糖50g

  1. 種を取ったさくらんぼと砂糖を鍋に入れる。種もお茶パックに入れて鍋に入れる。
  2. 砂糖が焦げないように弱火でかき混ぜながら火を通す。
  3. とろみがついてきたら火を止め、種を取り除いて、粗熱を取って出来上がり。

期待される効果

疲労回復、便秘、むくみ改善、貧血の予防・改善、血行不良・冷え性の緩和、抗酸化・目の疲れ、肌の老化や乾燥肌予防、肌のアンチエイジング

主な成分と働き

β―カロテン

抗酸化作用があり、活性酸素を除去し、がん予防にも働きます。
必要に応じて体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を丈夫にし免疫力を高めます。

『抗酸化』とは、カラダの老化や血管の老化、シミやシワ、肌あれなどの肌トラブルなど、これらの元凶となる「カラダの酸化を抑える」ことで、エイジングケアには欠かせないものです。
鉄分

人間が呼吸によって取り入れた酸素は、血液の中の赤血球のヘモグロビンに含まれる鉄によって全身に運ばれます。そのため、不足するとめまいや息切れがし、慢性疲労といった貧血の症状が出てきます。ビタミンCと一緒に取ると吸収率が上がります。

葉酸

赤血液を作る働きがあり、「造血のビタミン」と呼ばれます。細胞の合成においても重要な役割を果たします。胎児や新生児の正常な発育に必要不可欠なため、子供や妊婦に、特におすすめしたい栄養素です。

ビタミンC

免疫力を高める。美肌効果やがん予防、抗酸化作用、抗ストレス作用、疲労回復などの働きがあります。水溶性で熱に弱い特性があります。

カリウム

体の余分なナトリウムを尿として、体外へ排泄させ、高血圧を予防など、血圧を調節する働きがあります。腎機能が低下している方はカリウムを控える必要があるそうですので、かかりつけの医師の指示に従いましょう。

さくらんぼとアメリカンチェリーの違い

国産種のさくらんぼとアメリカンチェリーは、含まれる栄養素も異なります。

さくらんぼ・・・・・・カロリーが低く、β―カロテンやビタミンCの含有量が多い

アメリカンチェリー・・カロリーがさくらんぼよりは少し高く、アントシアニン、葉酸、カリウム、カルシウム、リンなどの含有量が多い。

さくらんぼの豆知識

さくらんぼの種を洗って、乾燥させ、袋に詰めると,ドイツの民間療法として古くから親しまれてきた、頭痛や腹痛の緩和に効くホットパックを作ることができます。

電子レンジで温めて繰り返し使えます。温熱療法として商品も販売されています。

さくらんぼ選びのポイント

次のようなものを選ぶと良いでしょう

  • 粒が大きい物
  • 柔らかくない物
  • 実に艶があり、鮮やかな色のもの(濃すぎると熟れ過ぎの場合があります)
  • 色が濃いわりに実がしっかりしているもの
  • 枝(軸)が太く、緑色で枯れていない物

保存方法

新聞紙で包んで冷所保存するか、冷蔵庫の野菜室などに保存しましょう。
温度が低すぎると味が落ちるもとです。冷やし過ぎないように注意しましょう。
おいしく食べられるのは2~3日です。早めに調理することも考えましょう。ジャムやコンポート、ケーキなどを作るのもおすすめです。
さくらんぼは追熟しないものです。収穫してから徐々に鮮度が落ちていきます。買ったら出来るだけ早く食べましょう。

☆まとめ☆

旬の食材であるさくらんぼは、疲労回復、便秘、むくみ改善、貧血が期待される食物です。見た目もかわいく、上手にとって、梅雨のうっとうしい気分を、吹き飛ばしていきたいものです。

ただし、「これだけ食べればよい」というものではありません。健康のためには、さまざまな食品からバランスよく栄養を摂取するよう心がけましょう。

来たるべき楽しい終活のために気をつけましょう。
それではまた。