最後は自分が好きだった場所で眠りたい。
そう考えている人が多いそうですよ。
では、私は?と改めて考えてみると
最後の日のことを今まで一度も考えたことがなかった気がします。
自分が好きだった場所ってどこだろう?
故郷・・・
想い出の場所・・・
あれこれと迷うけれど
やっぱり海かな。
では、海で眠るって出来るの?
よく調べていくと海洋散骨という言葉を見つけました。
それは、どのような方法なのでしょうか?
詳しく知るために海洋散骨が行われている場所を旅してみました。
海洋散骨は自由にできるの?
海洋散骨は火葬の後で散骨専門業者が「一般社団法人日本海洋散骨協会」が作成している ガイドラインに定められた方法でマナーとルールをまもり行っているようです。
私が訪れた散骨専門業者は、ご遺骨を遺族のもとまでお迎えに行きご遺骨の粉末化までご家族がしっかりと立ち会うこともできるそうで安心できる配慮がなされているなあと感じました。
実際に散骨された方のお話を聞いても「満足でした自分も海に眠りたいと思っている」とのお声を聞くことも出来ました。
なかには配慮が足りない業者もあるようなので、そこは事前に十分調べるなどして注意が必要だとも思いました。
また私が見学をした業者ではどのあたりでサ散骨を希望しているか。散骨場所も選べるそうですよ。全国的に桟橋から出航しているようで、なんと東京お台場や横浜の人気エイア港でも行われているそうです。知りませんでした。
今回の見学会は陽がさしていて海は穏やかでしたが、もしも天候が悪い場合でも船舶によってはデッキに屋根がついている船もあるので傘をささずに散骨を終えることができるそうです。強風や大雨の場合は日程を変更することもできるそうですよ。
海洋散骨を選ぶ理由
お葬式のあり方が時代と共に変わってきているようにお墓のあり方も変わってきているそうで「人間は大いなる水の中に戻る」「宇宙の循環リズムの中に戻る」といった自然に帰る考え方の方々が最近増えてきているそうです。
海洋葬を選ぶ2つの理由
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お墓を買わないまたはお墓を継ぐ人がいない方
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子供たちに負担や心配事を残したくない方
すべて散骨してしまうのはやはり淋しい
今回の旅で、一番感動したのが手元供養という方法でした。
残された家族にとっては、海へ全てを散骨してしまうのはやはり淋しいという声が多いようです。
そのような方々のリクエストで生まれたのが手元供養という方法だそうです。
手元供養は、ご遺骨のほんの一部を残して、オーダーメイドのミニ骨壺に納めてご自宅のお仏壇に入れる。という方法だそうです。
宝石を入れるようなクリスタル製や七宝焼きのお茶碗ほどの小さなミニ壺など、実際に調べてみると種類も豊富でびっくりです。
また人口の麗石や人口のダイヤモンドに特殊加工で宝石にしてお手元に保存するという方々も年々増えてきているそうです。
参考までにどんなものか見てみたいという方は都内では「BLUE OCEAN CAFE」(終活カフェ)の店内で見つけることができます。場所は都営新宿線「住吉」駅からすぐでした。
まとめ
時代とともに「終活」が当たり前の文化になりつつある今、お葬式の内容も「自分で決める」方々が増えてきたそうです。
自分らしく生きて自分らしく死んでいくスタイルが常識となりつつある証なのでしょうか。
今回の旅で、少しの時間でしたが、自分の最後の日を考えるきっかけとなりながらも、好きな海も見ることができてよかったです。